本日は12月18日(金)に開催致しましたPeach kokorozasi schoolをご紹介します。 2017年度からスタートし、4年目を迎えるPeach kokorozasi schoolは、 異業種との交わりで気付かなかったことに気付き、考えなかったことを考えることにより、 イノベーションを起こせる人材を育成することを目的とした研修プログラムです。 講師にリーディングカンパニーの経営者や、最先端の研究者をお招きし、既存の知と新しい知を掛け合わせることで、新しい知恵を生み出します。 なお、今年度は感染状況を考慮し、受講者が対面でも、会社や自宅からのオンラインでも参加できる「ハイブリッド型」にて研修を開催しております。
当日は、講師にソフトバンク株式会社 エナジー事業推進本部 本部長 /SBパワー株式会社 代表取締役社長兼CEO 中野明彦氏を迎え、 「これからのエネルギー事業のあり方」をテーマにご講演頂きました。
世界的な脱炭素の潮流を受け、日本でも2050年に温室効果ガス実質ゼロ社会を目指すと首相が掲げており、サプライチェーン全体での脱炭素が目指されているため、全ての業種に環境エネルギーへの取り組みは不可欠となってきています。 エネルギーバリューチェーンの全体像を示し、体系的にエネルギー事業をご教示頂き、会社での取り組みや今後の展望をご教示頂きました。 その後ファシリテーターに酒井真理を交え、質疑応答、「30年後にどこから(自宅の)電気を買っていると思いますか。」というテーマでの討論会を行いました。 エネルギーについての30年後の未来を想像した討論を行った後、30年前と今との比較、またコロナによる1年前と今の比較を行い、改めてエネルギーのみならず、社会の変化について深い討論が行われました。 「潜在的な変化の動きがコロナにより一気に顕在化した。具体的に、店舗やテナントのビジネスモデルが大きく変化することになり、駅前の好立地に出店している企業がその理由を失い、大きく街並みが変わるだろう。」 「昔、今までにない部署が出来た時、そこに異動することに抵抗があったが、時代の変化とともにグループ全体の稼ぎ頭に成長している。当時の経営陣の先を見る目を尊敬するとともに、今後自らがその視点を持つ必要があるため、目の前の仕事に忙殺されず、長期的ビジョンを意識したい。」 などの声がありました。
次回は1月15日(金)「日本のイノベーション創出に向けた課題」です。
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