本日は6月17日木曜日に開催致しました2021年度 第2回 Peach kokorozasi schoolをご紹介します。 2017年度からスタートし、5年目を迎える Peach kokorozasi schoolは、 異業種との交わりで気付かなかったことに気付き、考えなかったことを考えることにより、 イノベーションを起こせる人材を育成することを目的とした研修プログラムです。講師にリーディングカンパニーの経営者や、最先端の研究者をお招きし、既存の知と新しい知を掛け合わせることで、新しい知恵を生み出します。 今年度は感染状況を考慮し、受講者が対面でも、会社や自宅からのオンラインでも参加できる「ハイブリッド型」にて研修を開催しております。
当日は、講師に サラヤ株式会社 代表取締役社長 更家 悠介 氏を迎え、 「実践;いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにご講演頂きました。
2025年の大阪万博のテーマでもある「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するためには、各企業がどう考えて、どのように実行していくか、両方のバランスをもって実践していくことが大事であるということをお話いただきました。 その後、渋沢栄一の著書「論語と算盤」から、「士魂商才」(武士の魂を持って商売を成立させよう)が大切であり、道徳のない商売は正しい道理の富ではないとの考えを根底として、現代の我々にとっての道徳とは、地球環境(資源の持続可能性、生物多様性の喪失、地球温暖化の進行等々)に対して、ビジネスの新しいチャレンジ(イノベーション)が必要であることをご教示いただきました。
講演会の終了後は、ファシリテーターに酒井真理を交えて、「各社のグリーンプロジェクトをいかに盛り上げるか」というテーマで、討論会・質疑応答会を行いました。 その場では、講師から、自社で展開しているグリーンプロジェクトビジネスについては、地方自治体との連携(地産地消等)やバイオマスエネルギーの使用が重要であり、特に、日系企業が海外での市場をさらに開拓していくためには、品質と開発スピードが重要であり、そのためには、異業種同士での協働が不可欠であることをご教示いただきました。
一方、環境ビジネスにおいては、利回りの低さや、現地企業もしくは現地人のみの登用では、少なからず業務に支障をきたすとの課題も挙げられていました。
受講生からは、「環境に配慮した自社の取り組みについて、もっと考えて業務を拡販していかないといけない」 「現在所属している部署でも、なにかできることはないか、ということを常に考えて行動しなければいけない」といった気づきの意見が多数あり、活発な討論会となりました。
次回は7月15日木曜日「世界における関西」をテーマに、大阪観光局理事長の溝畑 宏 氏にご登壇していただきます。
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