本日は12月9日木曜日に開催された2021年度第7回 Peach kokorozasi schoolの講義の様子をご紹介します。 Peach kokorozasi schoolは今年度で5年目を迎える、異業種交流を通して、新たな気づきや考え方を得ることにより、イノベーションを起こせる人材を育成することを目的とした研修プログラムです。 講師にリーディングカンパニーの経営者や、最先端の研究者をお招きし、既存の知と新しい知を掛け合わせることで、新しい知恵を生み出す研修内容となっております。 今年度は新型コロナ感染状況を考慮し、受講者が対面でも、会社や自宅からのオンラインでも参加できる「ハイブリッド型」にて研修を開催しております。 今回は、講師に、 情報通信技術の歴史をご教授いただいた上で、コロナで加速されたデジタルトランスフォーメーションや情報技術の進化によって、各分野でどのような変革が起きているのか、今後起きていくのか意見交換を行いました。 その後、デジタルトランスフォーメーションの本質的な意義についてご説明いただき、現状は業務の効率化にとどまっており、新たな価値をつくりあげるには至っていない課題についてご教示いただきました。 その後ファシリテーターに酒井真理を交え、 「あなたの会社や会社が属する業界ではどのような変化が起こっているか(追い風&向かい風&脅威など)」また「あなたはこの変化にどう対応すべきと思うか」という事前検討テーマについて討論会を行いました。 受講生は、コロナ禍を経て、自社の働き方の変化や全社的な取り組みを例に挙げながら、それらの具体的な脅威やその対応策について話し合いました。 大竹講師からの問題提起だけでなく、受講生同士の質疑や問題提起もあり、多角的な視点での討論会となりました。 また最後に、大竹講師から「日本ではジョブ型雇用は定着するのか」という問いに対して、全受講生が「日本ではジョブ型雇用の定着は難しいのではないか」という意見でした。 その一方で、「適材適所という観点で、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用のハイブリット型を導入する方法も企業経営の視点では必要である」といった意見もありました。 大竹講師からは、「働き方が変革していく中では、どちらの雇用が良い悪いではなく、それぞれのメリットやデメリットを調べ、準備しておく必要がある」とご助言いただきました。 次回は1月25日「日本のイノベーション創出に向けた課題」です。 |