本日は5月23日火曜日に開催された2023年度 Peach Women’s Business School / Peach Kokorozasi School Plus 合同開講式・基調講演の様子をご紹介します。 Peach Women’s Business Schoolは今年度で7年目を迎える、女性管理職を育成するためのプログラムです。 Peach Kokorozasi School Plusは2017年から2021年まで行っておりましたPeach Kokorozasi School を刷新し、 イノベーション人材を育成することに加え、多様性や持続可能性など多くの「プラス」を生むプログラムです。 現在、合わせて500人以上の卒業生が研修で得た知識や気づきを会社に持ち帰り、それぞれの分野で活躍しています。
開講式では、年間カリキュラムおよび講師のご紹介、Peach Women’s Business School 6期生と Peach Kokorozasi School Plus 6期生からの歓迎の挨拶、受講者の自己紹介が行われました。年間カリキュラムの紹介後、担当講師から、研修へのモチベーションアップに繋がるお言葉をいただきました。
基調講演では、立命館大学 古気候学研究センター長・教授 中川 毅 氏をお招きし『気候変動と不確実な未来-「想定と対策」の限界と功罪-』という講演テーマでお話しいただきました。
500万年前からの地質学や気候変動データを利用した現代の気候のお話しや、福井県・水月湖に堆積する「年縞」を読み解き、明らかになってきた過去の詳細な気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめ直す内容を、CMや株式市場の例えを利用し、ユーモアを交えながらお話しくださいました。 研修後のアンケートでは、 「誰もが関心がある地球温暖化を始めとした将来の気候予測に対して、あまり聞きなれない古気候学という視点で研究されており、過去の地球の気候を知ることが、如何に将来を予測する上で重要かが良く分かり、大変興味深く聞く事が出来ました。また、生産性を追求した現代社会では、急激な変化に弱く、自然界だけでなく社会や企業においても多様性が大切であることを学ぶことができ、今後の人材育成において、活かして行きたいと思いました。」 「地学から過去の気候がわかり、気候から過去の人々の暮らし方の理由がわかり、そこから人々の多様性の話に発展していくストーリーがとても楽しかったです。個別に聞くと一見関連性がわかない話でも実は深く関係しており、常識だと習った内容も一面からしか見ていない見解ということもあると改めて実感しました。自分には関係がない、役に立たないと切り捨てず思い巡らすことの大切さを学びました。」 といった感想がありました。 また今年1年の意気込みとして、 「異業種の方々と交流を深めるとともに、どの内容も興味を持ってよく学び、会社に還元したいと思います。」 「研修を通して新たな知識を学ぶだけでなく、他の受講者の方のご意見を聞いて、視野を広げる機会にしたいと思います。」 と様々な思いを持っているようでした。
次回の研修は、 Peach Women’s Business School第2回目の研修は、6月14日(水)「アウェアネス」 Peach Kokorozasi School Plus第2回目の研修は、6月1日(木)「世界と日本」 となります。
その様子も後日ご紹介させていただきます。 |