本日は7月13日月曜日に開催されたPeach Women’s Business School Professionalの様子をご紹介します。 昨年スタートし、2年目を迎えるPeach Women’s Business School Professionalは更なる女性活躍を後押しするために、既に部下がいる管理職を対象とし、将来の役員候補としても期待される人材の育成を目的とした研修プログラムです。 なお、感染拡大の影響や台風や地震などの自然災害発生のリスク等から、全ての講義をウェブ講義にて開催しております。
当日は、講師に東レ株式会社 元代表取締役副社長、株式会社大林組 社外取締役(現任)、株式会社ディー・エヌ・エー 常勤監査役(現任)、国際協力銀行 取締役(現任)、株式会社Preferred Networks取締役(現任)小泉愼一氏を迎え、「GLOBAL OPERATION ~Opportunity and Risk Mitigation~」をテーマにご講演いただきました。
当研修では、 「日頃なじみのある『製品やサービス』を一つ選んで、その事業を海外で事業展開する上で、事業展開に当たっての ①基本構想(どのような製品・サービス事業をどこの地域でどのように展開するのか) ②事業計画(事業規模、投資、要員、ファイナンスなど)の基本的なアウトライン ③座組(独資・合弁・業務委託・買収など)の選択 ④想定される潜在リスク ⑤リスクへの対応策等 につき、要点を取りまとめて発表してください。」 という事前課題があり、各受講生が課題に沿ったプレゼンを行った後、質疑応答、意見交換を行いました。
ある日本文化についての海外展開のプレゼンに対し、 「類似例として温水洗浄便座が挙げられる。中国では模倣品が出まわるなど、普及したが欧米では広まらなかった。とある企業の知り合いに聞くと、日本ブランドで展開しては反響が今一つだったが、現地企業を買収しそのブランドで販売すると上手くいった。文化は、受け入れ国にとって先入観や偏見が関わるので、モノがいいなどの合理的な理由だけではうまくいかないことがある。」 また、「日本企業が陥りがちな失敗パターンの一つに、退出基準を設けないことがある。自前主義が強く、退出することについて悪いイメージがある。しかし、現在海外の投資家はリスクマネーが余っており、上手くいってない事業でも潜在価値が評価されれば投資されることも多い。そういった人たちへの売却を検討することも想定すべきだ。」 とも指摘されました。 次回は8月19日(水) Peach Women’s Business Schoolと合同の講演会です。 その様子も後日、紹介いたします。
|